自然の恵みと向き合う山あいの梅仕事。

6月に入り梅の収穫時期がやってきました!

今年は嬉しいことに、梅が豊作でした!

一つひとつの実がしっかりと大きく、枝の先で太陽をたっぷり浴びて輝いています。

こうした立派な梅ほど、高いところや手の届かない場所に実っているんです。

梅の木の枝はとてもしなやかなので手でぐっと引き寄せると、実がつかめる距離まで曲がってくれます。自然の優しさを感じる瞬間です!

それでもどうしても届かないときは、枝を切って収穫。山の谷間にある急斜面での作業は、梅雨の影響でぬかるんだ地面に足を取られたり、トゲのある草木が行く手を阻んだりと一苦労です。

それでも、梅の香りに包まれながらの作業には、不思議と心が癒されます。

梅の品種は葉の色で見分けられます。赤い葉を持つのは「南高梅」、緑の葉は「古城梅」。それぞれの個性に愛着が湧いてきます!

地面に自然落下した梅も、梅の木にとっては大切な恵み。糖分や有機物をたっぷり含んだ実は、時間をかけて土へと還り、微生物たちのごちそうとなって、来年の実りを支えてくれます。

自然の循環が目に見える形でそこにあります。

梅の収穫は自然との対話です。山の中で汗をかきながら、一つ一つ実った果実に感謝して収穫していきます!